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終戦記念日に異議あり!!                      一国のご都合主義は世界に受け容れられるのか

仕事をしていると時に思わぬ珍注文に出くわすことがある。


その日のS社舟岡氏の注文も奇妙な注文だった。

大至急6mm厚の鉄板を1枚分けて欲しいという。

1枚といっても我が社の6mm板の在庫は510(ゴトウ)と呼ばれるサイズしかない。

5×10、つまり1524mm×3048mmのサイズだ。


「加工はしなくていい、塗装もいらない、そのまま欲しい」と舟岡氏は急いでる様子。


   舟岡さん、うちは鋼材屋じゃなくて防火扉を作る会社なんだけどなあ・・・

   それにしても6mmの鉄板って何に使うの?


   タマよけタマよけ・・・タマよけにするんです。


永年鋼製建具の設計をしてきてビルの建具についてはおおよそ把握しているつもりだったが

舟岡氏の言う「タマよけ」は理解できなかった。しかも窓に取り付けるという。


依頼主の名前を聞いて初めて「タマ」の意味が呑みこめた。

繁華街裏通りにあるその事務所は知る人ぞ知る某勢力の組事務所である。

折しも○○会と××組との抗争が全国に拡がりを見せていた頃だった。


「タマよけ」は「弾丸避け」の意味らしい。

6mm厚の鉄板は投石には耐えるだろうが、銃器、それも至近距離からの発砲に耐えるかはわからない。

会社としては安全を保証することはできませんよと念を押して舟岡氏の求めに応じた。


あの世界の連中は昔から抗争が絶えない。

一方が仕掛けたと言っては反撃し、反撃は更なる抗争に発展する。

手打ちをしたといっても長続きしたためしがない。


一般社会とは無縁のところでなら好きにしてろとも言えるが、

市民も巻き込むことになる現代社会のことである。暴力沙汰はごめん被りたい。




暴力団の抗争も国家間の戦争も本質的には何も変わらない。

発端は藪の中、相手が先に手を出したと言う下りも同じである。

あんまり両者が日時と場所を決めて始めたという話は聞いたことがない。


先ず一方が始め、応戦する形で拡大していく。


始めるときは一方が口火を切るわけだが、終わるときは一方的というわけにはいかない。

双方が終わることに納得しなければ争いは際限なく続く。戦争とはそうしたものだ。


「我々は終わるつもりだ、終わらせたい」と声高に叫ぶだけでは「終わり」は始まらない。

互いに同意して初めて終わることができるのであって、

相手が全滅する場合を除けば、いわば「手打ち」無くして戦は終わらない。


8月15日は終戦記念日とされている。

そのことに異論を唱える人は皆無と言ってよい。


しかし、相手のある戦争において終戦を一方的に宣言したことをもって「終戦記念日」とするのは如何なものか。

歴史の評価に耐えるあり方なのか。私たちは検証しなければならない。

あいまいなままでは社会は再び同じ轍を踏む。


戦争が終わり、引揚者給付金等支給法の発効にあたって政府は「終戦の基準日」を必要とした。

このため政府は8月15日をもって終戦の日と定めた。

しかし、これは給付金支給のための算定日に過ぎず、あくまで国内向けのものでしかない。

終戦の日とするには世界の識者の同意を得られるものではない。


8月15日は「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び・・・・」という

昭和天皇による「大東亜戦争終結ノ詔書」読み上げの音声が放送された日、

つまり、玉音放送の日である。


しかし、この時点では戦争は終わってはいない。

ここで終わったとするのは交渉ごとだの条約だのにまったく関心のない人々であろう。

言うなれば国際社会では通用しない人々である。


相手である連合国側に対しニホン政府が降伏文書に調印して戦争が終わったのは1945年9月2日である。

それまでは戦闘能力の有無、戦闘の意志の有無にかかわらず、戦争は続いていたというべきであろう。

国内向けにいかなることを発表しようとも戦争している当事者が相手の行為でなければ歴史は動かない。


正式な手続きであるサンフランシスコ平和条約が調印された1951年9月8日をもって

終戦とすべきと言う人さえいる。

いずれにしても一国の都合だけで終戦の日を定めるような感覚はニホン社会でしか通用しない。



このあいまいで内向きの行動規範しかない社会はその後も変わることなく続いている。

グローバル社会だの、グローバル経済などといわれる割にはニホン人の感覚は島国根性のままである。

天皇を中心とした社会観も変わってはいない。

祝日の制定には必ず「天皇」が絡んでいて、「終戦記念日」もこの流れにある。主権在民も怪しいものである。


一方でグローバルな社会といいながら、実態は天皇を中心としてすべてが組み立てられている。

このような社会にあっては北朝鮮のことを非難する資格などありはしない。



国際感覚なくして国際貢献などあるはずもない。

原発事故の収束もままならない連中が国際貢献などと言ってくれるな。

そんな国が原発を輸出するといっては世界のひとびとから受け容れられるはずもない。


海は世界につながっている。海を汚す権利は日本政府にはない。

誰の許しも得ずに汚染水を海に垂れ流す身勝手さはひとえにこの国際感覚の無さからきている。

事故の収束、拡大防止こそが求められている国際貢献であろう。


既に海外からは非難の声があがっているが御用メディアはこの手の報道は一切しない。

想像する力のなくなった市民は自分たちが非難されていることすら知らない。

知らせない体制に責任のあるのは無論のことだが、

考える力のないまま体制に動かされている市民も市民である。

(気づけよ!!  気づくだろ  普通は気づくよ)


やがてその反発がニホン社会を窮地に陥れる。

裸の王様はいつになったら目覚めるのやら・・・


内向きの行動規範しかなければやがて社会は孤立の道を行くことになる。

哲学のない政や、行き当たりばったりの対応しかとれない人々を世界はどう見ているだろうか。

小学校から英語教育などしてもこの国際感覚の無さではニホン人が世界に受け容れられることはない。






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小出裕章ジャーナル 2013年8月10日


<日米原子力協定>「日本が属国である限りは再処理工場認めておいてやろう」

という枠組みの中にあるのです~小出裕章ジャーナル8/10ラジオフォーラム(文字起こし)



(文字起こし)は ”みんな楽しくHappy?がいい♪ ”の ”きーこさん ” です。ありがとうございます。




ラジオフォーラム  
http://www.rafjp.org


第30回放送 熱狂なきファシズムの到来? 参院選を振り返る

 ゲスト: 想田和弘さん(映画監督)

 パーソナリティ: 湯浅誠(社会活動家)

小出裕章ジャーナル



湯浅:

今日はですね、ズバリ日米原子力協定についてお聞きしたいと思うんですが、

私もちょっと調べましてね、この協定1955年にまず結ばれて、

1968年に旧協定が結ばれて、

そして1988年、今の協定が、中曽根内閣だと思うんですけれど結ばれて、

この協定は今も有効な訳ですよね。


小出:

そうですね。

30年だったですかね、なんか。


湯浅:

そうです、30年で。

だから2018年まで日米原子力協定というのが今あるわけですよね。


小出:

もちろんです。


湯浅:

小出さん、

この協定はどんな内容でどんな問題点がありますか?


小出:

原子力協定だけを特別歴史の流れから切り離すというのは、もちろん間違いなのであって、

日本というこの国が、

サンフランシスコ講和条約で、一応米軍から解放された時からの流れの中で理解するべきだと思います。

そして日本には日米安全条約があるわけですし、日米地位協定というものもあるわけですね。


そういうものの基本的な枠組みはなにかというと、

日本という国が米国の属国になっているというそういうことなのですね。

原子力協定ももちろんその一部を成しているわけで、

米国の指導のもとというか、米国の思惑の枠組みの中でこれまで原子力をやってきた。

で、米国に付き従っている限りは一定の自由を与えてやろうという、そういう協定です。


湯浅:

たとえばですね、核燃料サイクルですが、

これを日本がやめたいと思っても、この協定がある限りやめれないでしょ?


小出:

もともとは米国は日本に核燃料サイクルはやらせたくなかったのです。

というのは、“核燃料サイクル”というのはいわゆる“核兵器製造サイクル”とでもいうべきものでして、

原子炉で出来たプルトニウムを取り出すという事が一番の眼目なんですね。

で、日本はでも、なんとしても自力で核兵器をつくる力、技術的な能力を付けておきたいと思っていたわけで、

その中心技術である再処理という事をやりたかったのです。


ところが米国としては「やはり日本という国にそれをやらせるのはまずいかもしれない」と思ってですね、

日本が再処理に手を付けるという事に関しては、随分と米国の中で反対があったのです。

その反対を押し切って、1977年に東海の再処理工場というのが動きだしたわけで、

ようやくに日本としては米国から了承を取り付けて、核燃料サイクルに踏み込む事が出来たという事なのです。


湯浅:

そうなんですか。


小出:

はい。

それをもちろん日本は簡単に手放すことはできないわけですし、

米国としても日本が指図に従っている限りは、

ま、世界で唯一なんですね。


核兵器保有国以外に再処理工場を認めたというのは日本だけなのであって、

「日本が属国である限りは認めておいてやろう」という、

そういう枠組みの中で原子力協定があるのです。


ですから、歴史の流れの中で考える限りは、

日本は自分でも抜けたくないだろうし、

米国としても今の枠組みが維持できている限りは、日本はその枠組みで利用したいと思っていると思います。


湯浅:

たとえばね、アメリカの原子炉を日本が購入することで、

ウランあるいはプルトニウムの燃料でアメリカは儲けていこうと、そういうこともあったんですか?


小出:

ウランを売りつける。

あるいは原子力発電所というのは天然のウランでは日本の原子力発電所は動かないわけで、

“濃縮”という大変な厄介な事をしなければいけないのですが、

米国はウラン濃縮、つまり原爆をつくるためのウラン濃縮工場を沢山つくり過ぎてしまって、

そこから出てくる濃縮ウランをどこかに売らなければ儲からないのですね。


湯浅:

あ、アメリカは余ってたんですか…


小出:

そうです。

もう山ほど余っていますのでとにかく原子炉を売りつけて、その燃料を売りつける事で金儲けをする。

そして、原子炉自身も米国がパテントを持っているわけですから、「売れば売るほど儲かる」と。

ただし米国自身はゼネラルエレクトリックも、ウェスティングハウスも、

すでにもう生産ラインを失ってしまっていますので、

日本の生産ラインを動かして、それでまた金儲けをしようともくろんでいる訳です。


湯浅:

危険は日本任せで利益はアメリカが取ると?


小出:

そうです。


湯浅:

日本もまた原子力ムラはそれで儲けたいし核兵器も取りたい、つくりたいという本音もあるので、

日米のそういう、この原子力に群がった人たちが、お互いが、

これ、民衆は全く無視して、お互いがいいだろうと作ったような協定でしょ?


小出:

そうです。

ま、国家としても思惑、あるいは企業としての思惑というのが複雑に絡み合って、

米国の利益、もちろん米国は利益を求めるわけですし、

日本の企業もすでにつくってしまった生産ラインがあるので、もう抜ける事が出来ないという事で、

儲けに入っている訳です。


湯浅:

これね、先生ね、たとえば日米安保条約ってありますよね。

これがある限り沖縄とか横須賀の基地は日本にあるじゃないですか。

だからいくら沖縄の人が「基地を撤去しろ」と言っても、

日米安保条約がある限りなかなか撤去されませんよね?


小出:

そうです。


湯浅:

これと同じような構図が原子力にもあって、


小出:

そうです。


湯浅:

結局その、日本政府も沖縄の基地ビジネスで儲けたい人もいますからね、

あるいは軍サンプ交代(?)もそれで儲けた人がいるし、

アメリカだって、日米安保条約の中で沖縄に基地を置きたいという、

そういう両者の野望みたいなものが安保条約であって、結局沖縄の人が苦しんでいると。


小出:

そうです。


湯浅:

先生ねこれね、この原子力協定、2018年に期限が切れます。

これは破棄させなきゃダメですね。


小出:

私は破棄させるべきだと思いますし、

原子力協定だけじゃなくて地位協定だって破棄しなければいけないし、

日米安保条約も破棄するべきだと私は思います。


湯浅:

本当の意味で独立していかないといけないという事ですね。


小出:

そうです。


湯浅:

はい、良く分かりました。先生また引き続きよろしくお願いします。


小出:

こちらこそよろしくお願いします。



音声









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