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兵法の極意

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♪おさかな くわえた どらねこ おっかけて~


裸足で飛び出す 隣のじいさん。

そんなことはしょっちゅうだ。


隣家の花壇をトイレときめている猫くんたちは毎日のようにほうきで追いかけられていた。


鶴来に住んでいたときのお向かいは超猫好き。

お隣は超猫嫌い。

子だくさんの藤本さんちは中立派。

人間関係もそれを反映していた。


トムとジェリーではないが、じいさんと猫くんたちのバトルは見ててあきなかった。

おもしろがっていては叱られそうだが、じいさんは動物をわかっていない。

間違った対応をしているからこそバトルは延々と続く。


ほうきで追いかけられ、ホースで水をかけられ、あんな家はもうこりごりだ、絶対近寄りたくない。

そんなふうに思う弱気な猫ばかりではない。



「あの じじい いまにみてろ」


「おい ゆだんしてたら また 台所から なんか かすめとってくるんやで」


「けど あにぃ あすこの おかず あんまり おいしなかったで」


「そんなん ええねん たべんでええ もってくることに 意義があるんや ええな」


「ほかのもんにも よう いうときや」



私だって自分ちの庭をトイレにされたくはない。

だから私は猫くんたちと仲良しになるよう心がけた。


「は~い おっはよう」「は~い おいで」「は~い ちゃんと たべてる? んっ?」


彼らは相手に敵意があるかを本能的に見抜く。

敵意のある者にはそのように振る舞う。

警戒すれば彼らもまた警戒する。

簡単に詐欺の被害に遭うようなパンツをはいた間抜けな猿よりははるかに賢い。


おもしろいことに彼らは猫族に好意的な家の周辺をトイレにはしない。

時々カリカリなんかを提供してくれる小父ちゃんの家は大事にする。

彼らもそういう仁義は心得ている。


夕涼みに庭の石に腰掛けて話し込んでいると足下に暖かいものが、、、、

いつのまにか馴染みになった面々が一緒に涼をとっていた。


猫くんたちにとって我が家の庭は運動場であり、憩いの場であり、おやつの場であった。

そして、お気の毒にお隣の花壇はトイレだった。





味方を作らずとも、敵を減らすこと、これ兵法の極意なり。








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理科ばなれ



2011年5月30日(月)付 「天声人語」にこうあった。


 1976年にイタリア北東部で地震が起きた。このとき様々な動物が不思議な行動を見せたそうだ。

 ある村では猫が一斉に姿を消した。屋根裏で子育て中だった母猫は

    揺れる前に子猫をくわえて畑に避難したという。


さらに『動物は地震を予知する』(朝日選書)という本を紹介したあとに、


 著者のトリブッチ氏はその地震で故郷が壊滅した。

 れっきとした科学者だが目撃談に触発されて古今の動物予知を調べ上げた。

 科学の裏付けはともかく、妙に説得力がある・・・・・


筆者はそのイタリアで、予知を誤った地震学者たちが起訴されたということにも触れ、


 いまや天空のことは遠い先の惑星の位置も、日食や月食の日時もぴたりと予測できる。

 なのに足元の予知は覚束(おぼつか)ない。地震はいつも、背後からの辻斬(つじぎ)りのように人を襲う・・・


と書いている。



何年か前のことだが、A社の常務も同じような言い方をしていた。


「ネズミは地震がくる直前、蔵からいなくなるそうだ。

ああいう生き物は未来を予知する不思議な能力があるらしい」  


また、こんなことも言っていた。


「漫画家の才能とは凄いものだ。何十年も前から現在の都市の景観を描いていた。先見の明がある」と。



論理的にものを考える人なら二人の話がおかしいことに気がつくと思う。


二人とも、「未来を見たい」「予知できたらいい」という願望が強いあまり、何でもない判断が出来なくなっている。

SF好きの私でも、未来が見えるという話には簡単に同意しない。

私なら人間と小動物の感覚の違いに着目する。


犬は嗅覚が鋭いし、猫の聴覚は人間をはるかにしのぐ。

以前、お向かいに飼われていた猫は私になつき、

私が姿を見せる前からちゃんと我が家の前で出迎えてくれていた。

私は200m先の車の中だというのに・・・


時空を超えて未来が見えるという仮説も結構だが、しっかり観察すればそんなに不思議なことではない。

地震を予知しているのではない。彼らにとっては地震は「現在進行中」なのだと考えれば何でもない話だ。



「漫画家に先見の明・・・」の話も滑稽だ。


漫画家をとやかく言うつもりはないが、彼らは「願望」を描いたにすぎない。

数十年後の都市空間を予見するのはシンクタンクのアナリストでも容易ではない。

一方で願望があり、一方で願望を形作っていくプロジェクトがある。それだけのことだ。


「部分的な思考」に陥り、「部分」から勝手なロジックをつくるのはいかがなものかと思う。

全体を捉え、論理的に問題点を整理しないと人生はやたら複雑になる。

理科離れが進み、論理的に考えられなくなっている社会の行く末が心配だ。



「天声人語」にしてこんな調子だから理科離れの問題も深刻だ。

それにしても、「背後からの辻斬(つじぎ)りのように人を襲う」とはずいぶんと品のない表現だ。

格調高く、品があった辰濃和男の文章が懐かしい。






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